人工知能搭載のAIが苦手な仕事は交渉事

人工知能を搭載したAIは、今や産業部門だけでなく、生活のあらゆるシーンに登場してきます。AIが一番適する仕事としては受付業務があげられています。会社や施設での受付、ホテルのフロント業務などです。さらには、自動車の無人運転技術が発達したことで、タクシーやバスなどの運転手もAIが替わってやってくれるとも言われています。
そして、意外な職業も人間に替わってできるとされています。それは、資格を取るのも至難の技とされる公認会計士の仕事です。公認会計士の仕事の本質的な部分は、実はAIが一番得意とする計算だからです。計算スピードに関しては人間はAIの足もとにも及びません。そういった理由から、いずれ公認会計士の仕事もAIが人間に替わって行っていくのではないかと言われているのです。

ただし、どんな仕事もAIが人間に替わってできるというわけではありません。どんな優秀なAIでも苦手な分野の仕事があるのです。それは、人の話を聞いて交渉するような仕事です。
例えば、営業職といったものです。相手の顔つきや話し方などから相手の本意を探って相手を説得して、最終的には契約に結びつけるといったものです。
また、人間は感情の動物と言われるように、人とのコミュニケーションはこの感情の機微に負うところが多いものです。その機微を察して上手に付き合っていくというのも人間ならではのものです。この部分だけは、人工知能を搭載したAIでさえも踏み込めない分野と言うことができるでしょう。